ブログリサ

徒然日記
<< 秋のイタリア ブルネッロの里モンタルチーノへ | TOP | 壁紙:Stadio San Siro >>
三島由紀夫「奔馬」読み終わりました
奔馬
ずいぶんと長くかかってしまいました
なんといっても文庫にして500ページの大作です
長く時間をかけて、ときには苦しんで読んだ方があとあと印象深くなるものです
あまりにおもしろすぎて短い時間で読み終わってしまうと、後になってあらすじも思い出せないときもあります(私にとっては森博嗣作品がこれに当てはまります)

さて、豊饒の海四部作の第二巻「奔馬」ですが、昭和のテロリストの物語でした
「春の雪」は大正のロマンスだっただけにそのギャップは大きい
清顕の生まれ変わり勲は、日本のために、天皇のために、日本刀で、潔く、死ぬと信じ抜いている、いわゆる右翼です
平成の安泰な世の中に住んでいる私としては隔絶の感があり、「春の雪」ほど入り込めませんでした
ただ清顕の友人・本多が勲を清顕の生まれ変わりだと見抜くところが何度かありまして、その部分は大変おもしろかったです
もしかしていまもこういうことがあるかもしれない、と思えることだからです

昨日は三島由紀夫が自衛隊の市ヶ谷駐屯地で自害した日だそうで、スマステーションで三島由紀夫の特集を組んでおりました
いまでも「何で死んでしまったんだろう」と不思議でなりません
それは昭和のテロリスト・勲に感じた距離の遠さと同じです
私の夫はいいました、太く短く
確かにそうですね
私のような凡人と違った人物だからこそ、三島由紀夫の信条に基づいた生き方、そして死に方を選んだのでしょう

第三巻を手にする日がいつになるかわかりませんが、最後まで読み通して三島由紀夫をもっと知りたいと思います

| 文庫日記 | 18:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック